【これが王道】間違いのない就職活動の進め方

就職活動解禁の時期が近づくにつれて「就活を始めなきゃ!」と思うものの、

「そもそも就活って何から始めたら良いの?」
「今から何ができるんだろう?」

という気持ちの方も多いはず。

みなさん就職活動というイベントを初めて経験するので、不安に思うことは当然でしょう。

就職活動は人生における最初のキャリアを決めるための大事なイベント。
内定を取るだけではなく、自分が納得できるかたちの就職活動にしたいところ。

今回は現大学3年生・修士1年生の方に向けて、就職活動の進め方について解説します。
具体的な流れを把握して、納得のいく就職活動を進めてきましょう。

STEP1 自分を知る、業界・企業を知る

地味な作業ですが、就職活動において業界研究は欠かせません。
ここでは企業から内定をもらうための、業界研究の目的やそのコツを詳しく解説。

業界研究の目的

業界研究の目的は、自分にあった業界を把握するため。

就職活動を始めてみると、「自分にはどんな仕事が合うんだろう?」という疑問が湧いてくるのではないでしょうか。

業界研究をすることで、世の中にはどんな仕事があるのかが見えてきます。
自己分析と併せて行えば、自分に合った業界を知ることができます。

また同じ業界でも、大手から中小まで企業の幅は広く、企業によって社風、企業理念などは大きく異なります。
業界研究が深いところまで進んでいれば、同じ業界でも企業の選択肢が広がるでしょう。

志望業界の調べ方

業界研究を行うには、四季報(東洋経済新報社)がおすすめ。
四季報にはいくつかの種類があり、就活生には「就職四季報」、「就職四季報 女子版」、「就職四季報 総合版」、「就職四季報 優良・中堅企業版」があります。

業界担当記者が独自に取材・分析した業績変化を先取りすることができるため、幅広い業界の最新情報を調べることが可能。
上場企業はすべてカバーされている上、特定の企業に偏らない、客観的な業界ごとの情報を入手することができます。

日経新聞(日本経済新聞)を読むことも業界研究に有効です。
経済面については、通常の新聞新聞なら1ページのみの掲載のところ、日経新聞なら海外の企業も含めて5ページにわたり掲載。

また自分が注目している企業のM&Aや新製品等、細かい情報も掲載されています。
企業担当者の方とお会いした際に、こうしたネタを出せば、好感度が高まること間違いありません。

業界研究のポイント

業界を比較・検討するためには、まず全体を大まかに把握することが大切です。
業界マップを作成し、「メーカー」、「金融」、「商社」といったように業界ごとに分けます。
各業界がどんな仕事をしていて、景気はどうなのかといったところを把握しましょう。

業界を調べて、メーカーに興味を持ったのであれば、次にメーカーにはどのような職種があるのかを調べましょう。
メーカーには、研究開発、各種技術、生産・製造管理、マーケティング、営業、カスタマーサポート等があります。
自分が興味のある職種を絞り込んでおきます。

業種・職種を確認したら、そこに属する企業はどれくらい、またはどのような企業があるのかについて調べます。
業界内の企業や企業ごとの企業情報(設立された年、売上等)、企業理念、就活・転職サイトの口コミ、風土といった情報を調べておきます。

業界研究シートを作成してみる

業界研究シートを作成しておくと、調べてきた業界の詳細について書きとめたり、シートごとの比較ができて便利です。
業界研究シートは市販されています。
Excelで自作しておくのもいいでしょう。

シートを作成される際、以下の項目を入れておきます。

  • 志望業界
  • 仕事内容
  • 業界に興味を持った理由
  • 業界の状況や課題
  • 今後の将来性
  • 興味のある企業リスト

業界研究シートの作成が終了したら、シートをもとに興味のある企業について詳しく掘り下げてみましょう。

業界・企業の共通点を探す

業界研究シートを参考にしつつ、これまで調べてきた業界・企業の中で、共通する点を見つけてみます。

例えば、「対人か対物か」、「待遇よりもやりがいか」、「海外勤務が多いか」等、業界や企業は違えど、共通点が見えてくるはずです。

それが、自分が仕事をしていく上での軸となるでしょう。
自分の軸が志望している業界・企業の価値観と一致していれば、入社してからのミスマッチに悩まされる心配はありません。

STEP2 志望動機・自己PRを作成する

業界研究がある程度進んで来たら、次は志望動機・自己PR作成を開始しましょう。
就職活動をしていく上で避けては通れないのが、志望動機と自己PRの作成。

いざ書類を書こうとしても、「どうしても内容が被ってしまう」と悩んでいる方も多いかと思います。

ここでは、志望動機と自己PRの違いや内容に差をつけるコツ、作成するにあたって注意すべきポイントについて解説します。

志望動機と自己PRの違いについて

志望動機とは、「なぜ自分がその会社に入りたいのか」という理由を記入する項目。
ここでは、自分の視線が書くポイントになります。

それに対して、自己PRは自分がこれまで人生の中で培ってきた経験、スキル、セールスポイント等を記入する項目。
ここでは、友人や大学の教授、アルバイト先の上司等、第三者の視点から客観的に書くことが求められています。

詳しく言うと、志望動機は入社してからの希望やチャレンジしたいこと、自分の夢や未来のことについて書くものです。
あくまで自分の視線から書いていくので、内容は主観的なものになってしまって構いません。

一方で、自己PRは自分が持っているセールスポイントを売り込んでいくための場です。
セールスポイントには自分の性格や長所、これまでの経験で身に付けたもの等が該当します。
自己PRは自分のこれまでの振り返りについて書く場とも言えます。
過去の体験談を踏まえて、「私はこういった長所があるので、御社の役に立ちます」と自分をアピールするのが自己PRになります。

なぜ志望動機が求められるのか

そもそも、なぜ企業から志望動機や自己PRが求められるのでしょうか。

志望動機が求められる理由は、採用側が会社で一緒に働けるかどうかを見極めるため。
企業における採用活動は、一緒に働いてくれる人を決める活動です。

企業は、それぞれある特定の目的をもって活動しています。
自動車メーカーであれば、自動車をつくることによって世の中に役立っていくという目的に合致した人材を求めています。

企業としては、目的を共有しあって一緒に働いてくれそうな応募者に対して、入社するにあたってどんなことを望んでいるのかを知りたいのです。

そのため、企業としては採用活動において応募者の動機やそれに至った動機やきっかけを把握しなければなりません。

志望動機がしっかりしていれば、採用側から「仕事上でいいパフォーマンスを出してくれて、我が社で長く働いてくれるだろう」と認めてもらえるのです。

ですので、志望動機を考えるにあたって、本当にこの会社、そこの社員・職員の方々と一緒に働いていけるのかをきちんと考えておきましょう。

なぜ自己PRが求められるのか

企業側から自己PRが求められる理由は、応募者が企業に適した人材かを見抜くため。

企業は常に社会に対して何かいいことをもたらしていくことに存在意義があります。
なので、その構成員である社員・職員に対してもなにかいいことをもたらしてくれることを求めています。

これに対して、「何か特別な体験談が求められるのでは?」と思う方もいるでしょう。

しかし、変に特別なことを意識する必要はありません。
大学生活、アルバイト先といった生活環境の些細なところで他の人快く思ってくれる行動を心掛けていればそれはアピールポイントになります。

また自己アピールの際は、自分の何をどう伝えるのがよいのかを考えましょう。

作成するにあたって気を付けること

志望動機・自己PRとも、作成する際は内容が漠然としていないかどうか意識しましょう。

志望動機、自己PRともに内容が漠然としていると、企業側は応募者を判断しづらくなります。
本文中に「将来性」や「やりがい」といった抽象的なフレーズがあれば、その企業でなければならない理由を書き加えましょう。
具体的な内容がなく「やりがい」や「将来性がある」だけなら、そこの企業にこだわる必要性はありません。
その企業でなければ、自分の夢や目標が実現できないのだということを企業に訴えるのが志望動機です。

自己PRには、抽象的な内容は向きません。
こちらは企業がどんな人物なのか判断するための材料なので、「いろいろな」「さまざまな」などといった抽象的なフレーズは自己PRにおいては使用しないようにしましょう。
自己PRの作成時にこうした表現が出てきた場合には、具体的な内容に置き換えられないかをきちんと考えてておく必要があります。
内容が具体的になれば説得力が増します。

また志望動機、自己PRともに内容を具体的にし、抽象的な表現を避けるということに気を付けて作成するのがポイントです。

STEP3 エントリーシート・面接の準備をする

エントリーシートと面接は、就職活動の結果を決める二大関門。
ここを突破できなければ、あなたがいくらいい人材でも、内定を得ることはできません。

こちらでは、エントリーシート選考および面接を突破するための準備の仕方についてまとめてご紹介します。

エントリーすべきタイミング

エントリーとは、エントリーシート(ES)を企業に送付し、筆記試験など採用試験に申し込むことです。

就職活動はエントリーを行うことで本格化します。
またエントリーとプレエントリーを区別して、「本エントリー」と呼ぶこともあります。

エントリーを行うタイミングは、一般的に説明会の後にエントリーシートが公開されてから。
企業の説明会に行かなくてもホームページでエントリーシートを入手することはできます。

しかし、説明会ではホームページだけでは入手しづらい重要な話がされることもあるので、志望度の高い企業の説明会には参加しておくといいでしょう。

企業によっては募集期間が一次、二次、三次などに分かれていることもありますが、志望度の高い企業であれば一次募集期間中に行います。
特に人気の企業は学生がしっかりと内容を考えたうえで一次募集期間に提出するので、まわりに遅れをとらないようにしなければなりません。

 

エントリーシートを準備する時期

2018年度のように3月から就職活動が解禁される場合は選考期間が短縮されます。
そのため、1日で何社にエントリーすることができて、またその準備を進められるかが重要となります。
体験談等の自己PRに記載されているいくつかの個所は、複数のエントリーシートで使用することができますが、志望動機に記載する内容は企業ごとに変更しておかなければなりません。
なので、エントリーシートの作成は、短時間で完成させることは難しいでしょう。

志望動機や自己PRのように多くの企業で決まって尋ねられる項目については、説明会の1〜2カ月前から準備をすることをおすすめします。

魅力的なエントリーシートを書くポイント

まずエントリーシートを書く際には、全項目にて自分自身を売り込むことを念頭に置いておきましょう。

記入する際は、文章中になるべく多く数字を盛り込んでおくことをおすすめ。
数字は普通の文字よりも目立ち、なおかつ読み手に対して説得力を与えてくれます。
つまり、採用担当者の目にも留まりやすいといえます。
過去に学業や部活動における成績等、数字をアピールできる成績を残している人であれば積極的にそれらの数字をエントリーシートに盛り込みましましょう。

エントリーシートを書く上で気を付けなければならないのは、1つの項目に複数の事柄に関する情報を書いてしまうこと。
複数の事柄を書いてしまうとひとつひとつの内容が薄くなりがちで、採用担当者に充分に印象を与えることができません。
ですので、1つの項目に対しては1つのことに焦点を当ててそれを掘り下げてアピールするように回答しましょう。

面接準備はしっかりやっておくことが大切

採用担当者の不採用理由として多く挙げられるのは、面接の準備不足。
せっかく掴み取った面接の機会であるにも関わらず、こんなことで採用のチャンスをふいにしてしまっては非常にもったいないです。

事前の企業研究や自己PRをしっかりと行い、自分の言葉でしっかりと説明できるように普段から練習しておきましょう。

面接ではマナーが重要

面接では上手に話すことはもちろん重要。
しかし、それ以上に大切なことは社会人としてふさわしい受け答えができるかどうか。
そこは、面接官が面接で一番チェックしているポイントです。
就活生の中ではマナーを軽視する人もいますが、誰もができることができないのでは、評価してもらうといった次元の話ではなくなってきてしまいます。

特に面接対策上必須になるのは、敬語です。
最近では敬語が使えない学生が近年増えてきている印象。
また問題となるのが、自分は敬語を使えていると思っていても、その敬語が間違った使い方をしているケースです。

ですから、面接の練習をする前に、まずは徹底的にマナーを学習しておくことが大切です。

人事担当者から見て、NG部分があると、その部分に意識が行ってしまい、せっかくの素晴らしいPRが台無しになることがよくあります。
減点対象は少しでも減らしておきましょう。

自分の話し方を研究しておく

面接対策でぜひやってほしいことは、自分の話し方を客観的に分析することです。
話し方が長い、要点がまとまっていない等、第三者から見てもらわないとわからない特徴が多くあります。

面接対策を講じる前に、自分の話し方について見直しておきましょう。

動画で自分の話し方を確認する

自分の話し方は、自分の目で確かめるのが一番。
普段から動画をとるのが好きな方であれば、自分が話し方や話す際のしぐさや癖を熟知しているでしょう。

しかし、客観的に自分の話している姿を見たことがない人であれば、自分の致命的な癖に自分で気付けていないことが多いです。
特に多いのが口癖やコミュニケーションをとる際のボディーランゲージのしぐさ。

身振り手振りが以上に大きすぎたり、緊張すると目線が左上に泳いだり、膝の上に手をしっかり置いていないために話すたびに手が震える等あるかと思います。

ですから、自分を客観視したことがない方は、まずは自分の会話を録画し自分自身をチェックしてみましょう。

できる社会人を研究しておく

面接での立ち振る舞いや話し方をよくしていくためには、できる社会人のモデルを研究しておくといいでしょう。

両親や大学のOB・OG、テレビやインターネット動画の有名人でも構いません。
自分にとって好感が持ててかつ印象のいい話し方のモデルになる人を見つけて、それをまねてみることで、だいぶ印象の良い話し方ができるようになります。

まず1人モデルになる人を探してみて、ひたすらその人のまねをしてみましょう。慣れてきたら、それをベースに自分流に変更を加えておくといいです。