【例文付き】自己紹介で面接官の心をつかむ方法

就職活動の面接では自己PRや志望動機は必ず聞かれる質問事項。

しかし、面接が始まってすぐ「1分間で自己紹介をしてください」と言われた時に、準備不足で慌ててしまう就活生は毎年たくさんいます。

名前と学部名のみを説明するのは短すぎますし、かといって「私の強みは~」など自己PRを長々と語るのも良くありません。面接官の意図に沿った的確な回答をしなければマイナス評価につながってしまいます。場合によっては、自己紹介が原因で採用が見送られることも。

そこで今回は、面接官に好印象を与えられる自己紹介のポイントを紹介します。
本番で慌てないために、しっかり準備しておきましょう。

面接で自己紹介が求められる理由とは?

そもそも、なぜ面接の初めに自己紹介をする必要があるのでしょうか。面接を成功させるためにも、質問の意図をきちんと把握しておきましょう。

就活生との会話のきっかけにするため
面接試験で緊張しているのは就活生ばかりではありません。面接官であっても初対面の相手には緊張するもの。これまで何人も面接してきた担当者であっても、知らない相手に「志望動機を教えてください」とは聞きづらいと思います。

自己紹介は、アイスブレイクのために用意されている機会です。自分がどんな人物であり、どんな経験をしてきたかを端的に示すことで、その後の会話のきっかけを見出すことができます。

面接官は自己紹介で聞いた内容を基に、その後の面接で質問したい内容を考えます。例えば、自己紹介で「スピーチのコンクールで優秀賞を受賞しました」と話したら、その内容について詳しく掘り下げてくる可能性は高くなるでしょう。

つまり、自己紹介では自分のアピールしたい内容を随所に盛り込んでおくことが重要です。自己紹介の時間を最大限に活用して、自分に有利な流れをつくっていきましょう。

就活生の特徴を把握するため

「まず1分間で自己紹介をしてください」という質問に対して、大学名(大学院名)と学部名(研究科名)だけで終わってはいけません。なぜなら、「自己紹介をしてください」と言われることは、「短い時間で自己PRをしてください」ということを意味しているからです。

「学生時代に力を入れてきたたこと」などの質問と同じく、その学生が持っている特徴や長所を把握したくて、この質問をしているのです。

簡潔に話せるかを知るため

自己紹介とは、自分をいかに売り込むかが試されている場であり、プレゼンテーションの機会です。ビジネスの現場と同様、短い時間にいかに自分の魅力を相手に伝えられるかが試されています。

採用担当者は、自分以外に数多くの学生との面接スケジュールも続けざまに組んで選考を進めていかなければなりません。当然、短期間でそれらを比較し、取捨選択しなければならなくなります。そのため、1分間という限られた時間で簡潔に自己紹介ができるかどうか見極めているのです。

面接官の印象に残る自己紹介のポイント

自己紹介の時間が設けられている意味がわかりましたが、どのような自己紹介であれば面接官の印象に残るのでしょうか。ここでは他者と差をつけるための自己紹介のポイントについて解説します。

自己紹介ではプロフィールとこれまでの活動を話す

自己紹介の時間ですので、初めに大学名・学部・氏名は伝えておかなければなりません。次に、自分の特徴や長所をアピールするために、簡潔に、学生時代に力を入れたこと、その活動でどんなことを頑張ってきたかを話してください。

そこまで自分のことを詳しく話す必要はありません。1分以内でおさまるくらいに、模擬面接等で簡潔に自分の事柄をまとめる練習をしておきましょう。

ちなみに1分間で話せる文字数の目安は250〜300文字ほど。あらかじめ自己紹介の原稿を作成しておいて、練習するたびにチェックしてみることをおすすめします。

自己分析を進めながら作成しておく

自己紹介の原稿を作成される際は、自己分析と並行して作業するといいでしょう。面接官に自分が何者であるのかを伝える機会ですので、自己理解が重要になります。

アピールにつなげるためには、自分の特徴や強みについてしっかりと理解しておかなければなりません。
自分の強みが企業が求めている人材像と一致しているのかを検証しながら、作業を進めておきましょう。

抽象的な表現は使用しない

自己紹介をする際には抽象的な表現の使用は絶対に避けましょう。

「周りの人の気持ちを考えている」、「社交性がある」と言われても、具体的に何をしてきたのかが全く見えてきません。いくら抽象的で響きがよさそうな言葉を並べても、面接官にとっては何も主張していないに等しいでしょう。

面接官は初対面の相手です。

自分が言葉で言ったことを具体的なエピソードにしないかぎり、相手には自分のことが全く伝わりません。ですので、自己紹介で述べる内容は具体性を持たせる必要があります。

自分を一言で言い表せるキャッチコピーを用意しておく

面接官に自分を印象づけるために、自分を一言で表現できる、キャッチコピーを用意しておくのもいいでしょう。ただし、「私はゴムのような人間です」といったありきたりなキャッチコピーの場合、面接官の関心を持たせるのは難しいです。

この人についてもっと知りたい、と思えるキャッチコピーを作成しておくと面接を有利に進められるでしょう。

自分の趣味や特技をネタに持ってくる

自己紹介の中に自分の趣味や特技を持ってみるのもいいでしょう。

ここで面接官に興味を持ってもらえば、話題が一気に広がります。質問されても的確にこたえられる内容を簡単に盛り込んでみましょう。

好印象を与える自己紹介の例文

自己紹介では、面接官に求められた答えを簡潔に答えることが大切。自分がどんな人間なのかを覚えてもらうためには、限られた時間の中で簡潔に話をまとめられるよう、原稿を作成したり、模擬面接で練習するなど準備が欠かせません。

ですが、どんな自己紹介をすればいいのか具体的に思い浮かばない方もいると思いますそこで、1分間の自己紹介を想定した具体的な例文を紹介します。魅力ある自己紹介文づくりの参考にしてみてください。

例文①

○○大学経済学部経済学科のキャリア成美です。

大学では開発経済学について学んでおり、開発途上国が発展するメカニズムに興味を持っていました。大学3年生のときには、ベトナムのダナン市を事例に挙げ、経済発展の指標である転換点を超えたかについて、Rによる統計解析を行い実証分析を試みました。

学業以外では、海外旅行が好きで東南アジアや東ヨーロッパなどいろいろな国をめぐりました。旅行を通じて英語での日常会話ができるようになり、様々な価値観を持った人と触れ合える面白さを知りました。

常に新しい事業に挑戦し続ける御社の姿勢に魅力を感じ志望しました。本日はよろしくお願いいたします。

例文②

□□大学工学部物理工学科から来ました、内定淳也と申します。

大学では座学を通じて量子力学、電磁気学など物理学の基礎知識をつけるとともに、実験を通して物理学の応用や解析方法など、実生活にかかわる物理の応用について学びました。

学業以外では、家庭教師のアルバイトをおこなっておりました。なかなか成績の上がらない受験生の子もいましたが、原因について分析をし、具体的な解決策を図るために指導を行い、第一志望校合格のため日々邁進していました。本日は何卒よろしくお願いいたします。