就活に有利?企業のインターンシップに参加するメリット

就職活動を意識するようになると、インターンシップについて耳にすると思います。

インターンシップとは、大学生(院生)が就職前の一定期間に、実際の企業で実践・体験の目的で働くこと。
就職後3人に1人が3年以内に辞職している現在、事前に企業の雰囲気・業務内容に触れることができるインターンシップは非常に注目されています。
リクルートキャリアの就職白書2017によると、2017年度にインターンシップを実施した企業は68.1%と、前年よりも8,7ポイントも増加しました。
最近ではインターンシップを推薦している企業・自治体も増えています。

また説明会参加条件にインターンシップの参加が必須となっていたり、毎年インターンシップ参加者から多く内定を出していることから、参加する学生も年々増加しています。

ですが、実際のところ内定に直結するのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな些細な疑問にお答えすべく、インターンシップに参加するメリットやデメリット、目的に合ったインターンシップの選び方を解説します。

インターンシップに参加することのメリット

インターンシップのメリットはたくさんあります。

業界・企業への理解度が高まる

銀行、メーカー、マスコミ、商社など業界の名前自体は知っているとおもいます。

ですが、それぞれがどういった業界で、どんな企業があって、どんな仕事をするのかを明確にイメージ出来る方は少数派ではないでしょうか。

インターンシップでは、学生は選考から実際のインターン参加までの一連のプロセスを経験することで、業界や企業の仕事への理解度をグッと高めることができます。

業界・企業への理解度の高さは、企業の本選考に進んだ際に大きなメリットとして働くでしょう。

企業の採用選考になれる機会になる

エントリーシート、グループディスカッション、面接など、これから就職活動を始める学生には未知の体験が次々と待ち受けています。

企業が実施しているインターンシップの多くは、本採用の選考プロセスと非常に似た形式で選考が進むので、面接本番の場慣れをしておくのには最適です。

インターンの合否に関わらず、夏の段階から選考プロセスに馴れておくことで、自分の強みや弱みを把握し、企業の本選考に臆することなく臨める体制を整えられるでしょう。
これはインターンシップを経験しているとそうでない人とでは、大きな差になっていきます。

早期選考が受けられる

企業によっては、インターンシップの参加者に早期選考を受ける権利を与えるところもあります。

例えば大手IT企業では一般の本選考の申し込みは2月からですが、インターンシップの参加者には1月から本選考を受けられるようになっています。
その他、企業によっては6月から1次面接が始まるところを、インターンシップに参加した学生は6月1日に最終面接を受けて内定をもらったというケースも。

たとえインターンシップに参加した企業が自分が志望順位の高い企業ではなかったとしても、早期選考の段階で面接を受けることで面接慣れになります。

本選考、もしくは内定に有利になる

インターンシップに参加すると選考が一部免除になること企業もあります。
ES免除、グループディスカッション免除、一次面接免除、といったかたちでインターン参加者に有利な特典を用意してくれる企業は多いです。
とある企業では、1日だけのインターンシップに参加したら、選考の段階は2次面接からのスタート可能というケースもあるとのこと。
またインターンシップに参加した学生は特に普通の選考フローを経ることなく、内定がもらえることも。
コンサルティングファームなどでは、夏の時点で内定もしくは内々定を出すケースもあります。
仮に内定がもらえなかったとしても、本選考でエントリーシートと筆記試験が免除されたり、個人面接からスタートしたりと、企業によってケースは様々です。

いずれにしても、インターンシップへの参加が本選考において有利に働くケースが多くあることは知っておくといいでしょう。

参加した学生間でコミュニティーができる

インターンシップで知り合った学生間では、就職活動で同じスタートラインを切った仲間として、仲良くなるケースが多いです。

最初は知らない人同士でコミュニケーションが上手くいかないこともあります。
しかし、企業から与えられた課題をみんなで取り組んでいくうちに参加者同士の団結力が生まれ、インターンシップが終わってからも懇親会を開いたりする仲になることもあります。

こうした友人のネットワークは就職活動で大きな強みになるでしょう。
1つの企業が複数回の選考を行う場合であれば、どのような選考プロセスだったかを情報共有できますし、同じ企業を受ける際にも友人に出会えば緊張感がほぐれます。

志望動機づくりに役立つ

就職活動において志望理由の形成は最も難しい作業の一つ。
漠然と企業のホームページを閲覧してみたり、会社説明会に参加して志望動機を形成するよりも、インターンシップに参加して企業の雰囲気や業務に触れた方が動機に具体性と深みが増してくるでしょう。

インターンに参加するデメリット

インターンシップによっては、参加するにあたってのデメリットもあります。
こちらではそうした事例を紹介します。

学業や課外活動との両立が難しい

インターンシップに行く時期は、まだ大学に在籍しているので定期試験や部活・サークル活動が重なることもあるでしょう。
特に運動部で主将を務めていたり、サークルで幹事を引き受けていたりすると日常生活でインターンシップの存在が重荷になる可能性があります。

インターンシップの参加を決める際には、今後のスケジュールを確認したうえで、無理のない計画を立てるようにしましょう。

実際の業務を体験できないことも多い

インターンシップの種類によっては、実務を経験するというよりも、与えられた課題についてディスカッションやグループワークを行う場合が多いです。

そのため、実際にそこで働いた時のイメージはつかみづらいと言えるでしょう。

また、長期のインターンのように実際に働くことはほとんどないため、働いている社員の方と関わる時間には恵まれません。

業界の視野が狭まるおそれも

インターンシップの参加者によっては、インターンに参加した企業や業界がいいと思い込んでしまい、志望する企業の選択肢を狭めてしまう人もいます。

早い段階から就職の選択肢を狭めてしまうのは非常にもったいないです。
万が一志望する企業の内定が取れなかった場合、就職活動に失敗したという結果につながりかねません。

インターンシップはあくまで一つの経験と捉えて、就職活動が終わるまで他の業界や企業に目を向けることを忘れないようにしてください。

目的別におすすめするインターンシップ

インターンを始めたいけれど、どんなインターンシップに参加すればよいかわからないという方は多いと思います。
こちらでは失敗しないインターンシップの選び方をについて解説します。

まず参加する目的を明確にする

インターン先を選ぶ上で最初にやることは、参加の目的を明確にすること。

なんとなくインターンに参加したいと考えている方でも、「業界について研究したい」「就職活動の前に働くことを体験したい」など、何かしら参加の動機があるはず。
こうした動機から目的を設定し、その目的を達成できそうなインターンシップを選びましょう。

また、目的を明確にすることで志望動機が明確になり、面接の受け答えに説得力が出るためインターン選考の合格率が高まります。
ですので、参加する目的は明確にしておきましょう。

業界について研究したい

まだ志望する業界や職種が定まっていない場合、あるいは視野を広げたい場合には、会社説明会形式など、短期のワークショップがおすすめ。
期間は短いものの、複数の業界を横断して業界研究ができます。
志望する業界が決まっていれば、複数社のインターンシップに参加することで、それぞれの会社の特長を比較することができます。

ただし、一方的に説明を受けだけの場合が多いので、職場の雰囲気や社風についてはわかりづらいというデメリットがあります。

実際の業務を体験したい

実際の仕事の体験を通して社会人の基礎を学びたい方は、職場体験を実施しているインターンシップがおすすめ。

1~2週間ほど社員の方と一緒に働いて、挨拶の仕方や電話対応などの社会人として基本的なコミュニケーション、時間を厳守するマナーなどが学べます。
また、仕事の現場で課題を与えられ、それをクリアしていく中で自分がその業界・企業に適性があるか把握しやすくなります。

社員の働きぶりをある程度把握できるので、社員の方と親密になれば進路の相談をしてもらうしてもらうこともできるでしょう。

内定につなげたい

志望している企業が決まっていて、なおかつその企業が長期インターンシップを実施している場合は、その企業の長期インターンシップに参加しましょう。

もちろん、長期インターンシップの場合は選考が厳しくなります。
選考倍率が高めなのはもちろん、企業によっては高いプログラミングスキルや英語力を要求されます。
また長期インターンシップに参加した時点でその企業の戦力と認識されているため、仕事に対する責任もあります。

けれども、即戦力が求められていることもあり優秀な友人に巡り合える可能性が高く、そこから自分の仕事観やキャリアに対するものの考え方にいい刺激が与えられるでしょう。

ベンチャー企業などで実施しているところが多く、インターンシップの終了がそのまま内定につながるケースも多いです。